川崎重工フィジカルAI社会実装・全事業展開プロジェクト

川崎重工フィジカルAI社会実装

PROJECT STATUS

プロジェクトの現在地

現在の段階
試作品
状態
進行中
商品化目標
Home LEOは2028年度の市場投入予定。全社横断のフィジカルAI事業化時期・売上目標は未公表
目次

プロジェクト概要

川崎重工業が、長年のロボット事業で蓄積した制御・センシング・運用データと、AI、デジタルツイン、シミュレーション技術を組み合わせ、ヘルスケア、造船、製造、物流、モビリティなどへフィジカルAIを展開する取り組みです。

フィジカルAIとは、カメラや各種センサーで現実世界を認識し、AIが状況を判断し、ロボットや産業機械を通じて実際に動作する技術を指します。

川崎重工業は2026年5月、米国サンノゼに「Kawasaki Physical AI Center San Jose」を開設しました。同年7月には、富士通とのヘルスケア領域における社会実装の事業検討、NVIDIA技術を活用する次世代デジタルシップヤード構想を発表しています。

2026年10月には、在宅高齢者の生活支援を目指すフィジカルAI搭載ソーシャルロボット「Home LEO」の試作機を完成させました。川崎重工業は、実証を重ねたうえで2028年度の市場投入を予定しています。

現在の段階

Home LEOは試作機が完成した段階です。会話・見守り・生活支援、転倒や体調変化などの異常兆候の検知、住居内の移動や物品探索の支援、本人の同意を前提とした医療・介護機関とのデータ連携などを、今後の開発で実装する計画です。

フィジカルAIの全社展開については、具体的な売上目標、個別事業ごとの投資額、収益化時期は公表されていません。一方で、ヘルスケア、造船、製造現場という異なる実証・事業化の入口が並行して動き始めています。

今後の追跡点

  • Home LEOの実証開始時期、実証先、共同実証企業

  • 2028年度予定の市場投入に向けた販売形態、価格、保守体制

  • 医療・介護・在宅をつなぐデータ連携の同意管理と安全性

  • 富士通との病院ワンストップソリューションの具体案件

  • 次世代デジタルシップヤードにおけるAI・ロボット導入の成果

  • フィジカルAIセンターを起点とする新規提携、製品化、受注

  • ロボット関連事業の売上・利益率と、全社業績への寄与

  • 機体販売だけでなく、保守、ソフトウェア更新、運用支援を含む継続的な収益基盤を構築できるか

参考資料

使用技術とプロジェクト内での用途

使用技術

フィジカルAI開発基盤

センサー、AI、ロボット、デジタルツイン、シミュレーション、運用ソフトウェアを接続し、現実世界で認識・判断・行動する機械システムを開発・検証する基盤技術。

技術情報を見る

参加企業とプロジェクト内での役割

参加企業

川崎重工業株式会社

プロジェクトの主導企業。ロボット、精密機械、船舶、航空宇宙、エネルギー、モビリティなどの実世界の事業領域に、フィジカルAIを展開する。

企業情報を見る

参加企業

富士通株式会社

ヘルスケア領域で、業務システム、ロボット、AIを連携させるソリューションの提供に向けて、川崎重工業と事業検討を進める。

企業情報を見る

当サイトで確認した最新動向

最新動向

このテーマに関連する参考プロジェクト

技術的・産業的な接点を理解するための参考情報です。正式な提携や採用を示すものではありません。

広告

この記事を書いた人

趣味を兼ねた骨董品の売買を経て、株式やFXなどの投資に関心を持つようになりました。

投資先を考える根拠として日本企業の技術を調べる中で、見つけた情報とその後の進展を記録する必要性を感じ、AIの力を借りて「未来産業地図」を制作。

技術・企業・プロジェクトを結び付け、研究、実証、量産、商用化までの動きを継続して追跡しています。

目次