PROJECT STATUS
プロジェクトの現在地
- 現在の段階
- 研究開発
- 状態
- 進行中
- 開始日
- 2025-01-22
- 商品化目標
- 2030年ごろの運用開始を目標
富岳NEXT開発・整備プロジェクトは、理化学研究所が開発主体となり、スーパーコンピューター「富岳」の次世代フラッグシップシステムを構築する国家プロジェクトです。
プロジェクトは2025年1月に開始されました。理化学研究所計算科学研究センターの神戸地区隣接地に新しい施設を整備し、2030年ごろの運用開始を目指しています。
富岳NEXTは、現行富岳が担ってきた気象、防災、創薬、材料、製造、宇宙、エネルギーなどの大規模シミュレーションを継承します。
同時に、生成AIを含む大規模AI処理を統合し、シミュレーション、AI、実験データを連携させる「AI for Science」の実現を目指します。
全体システムとCPUの基本設計は富士通が担当します。CPUには、富士通が開発するFUJITSU-MONAKA-Xを搭載する計画です。
演算処理加速部ではNVIDIAと連携し、AI処理や大規模な並列演算を担うGPUを組み合わせます。
既存のHPCアプリケーションでは、現行富岳の5~10倍以上の実効計算性能を目標としています。AI処理では少なくとも50EFLOPS以上の実行性能を目指します。
さらに、CPU、GPU、システムソフトウェア、AI、アプリケーションを一体的に最適化することで、用途によっては数十倍以上の高速化を目指します。
現在は研究開発の中で基本設計を進めている段階です。2026年5月には、理化学研究所が基本設計技術報告書を公開しました。
今後は詳細設計、CPUや周辺機器の製造、新建屋の整備、システムの設置・調整、既存アプリケーションの移植を進める必要があります。
最終的なCPUとGPUの搭載数、総合性能、総事業費、消費電力、半導体製造体制、正式な運用開始日は、今後の設計と調達を通じて具体化されます。
富岳NEXTは、スーパーコンピューターの世界順位を競うだけの計画ではありません。日本が科学研究、産業開発、生成AIに必要な計算資源を確保し、国産CPUと計算技術を維持・発展させられるかを左右するプロジェクトです。
使用技術とプロジェクト内での用途
使用技術
AI・HPC統合型計算基盤
用途科学技術シミュレーションと大規模AI処理を一つの計算基盤上で連携させるために使用
富士通製CPUとNVIDIA製GPUを組み合わせ、既存の富岳向けアプリケーション、高精度シミュレーション、AI学習・推論を効率よく実行します。
技術情報を見る参加企業とプロジェクト内での役割
当サイトで確認した最新動向
最新動向
「富岳NEXT」始動|国産CPU「MONAKA-X」とNVIDIAで日本のAI基盤はどう変わるのか
このテーマに関連する参考プロジェクト
技術的・産業的な接点を理解するための参考情報です。正式な提携や採用を示すものではありません。
