舶用水素エンジンおよびMHFSの開発

舶用水素エンジンおよびMHFSの開発

PROJECT STATUS

プロジェクトの現在地

現在の段階
実証
状態
進行中
開始日
2021-10-26
商品化目標
2028年度からの実船実証運航を経て社会実装を目指す
目次

エンジンだけでなく燃料供給まで国産で構成する

本プロジェクトの特徴は、水素エンジン単体の開発ではなく、液化水素タンク・燃料供給設備であるMHFS、船体設計、造船、運航、安全評価までをつなげている点にあります。

川崎重工業は、液化水素を貯蔵してガス化し、各社のエンジンへ高圧または低圧で供給する共用の陸上試験設備を製造しました。ヤンマーパワーソリューションと川崎重工業は中速4ストロークエンジンで水素燃焼による所定出力の運転を確認し、ジャパンエンジンは大型低速2ストローク主機関の水素燃料運転を進めています。

大型商船の実船実証へ進む

2026年3月、ジャパンエンジンはフルスケールの大型低速2ストロークエンジン「6UEC35LSGH」で、100%負荷・水素混焼率95%以上を確認しました。これは大型商船に実際に搭載する主機関での陸上試験です。

同エンジンは2027年1月に出荷し、尾道造船が設計・建造する1万7,500重量トン型水素燃料多目的船へ搭載される予定です。MHFSも同船へ搭載し、2028年度から商船三井と商船三井ドライバルクが3年間の実証運航を担います。日本海事協会は、開発、設計、建造、運航の各段階で安全性評価を行います。

事業化を左右するのは水素供給と経済性

技術面では実船搭載へ進んでいますが、現時点で商用受注や通常運航への移行が決まったわけではありません。実用化には、液化水素の安定供給、港湾での燃料補給設備、燃料価格、船舶の積載効率、保険・規制、荷主が負担できる輸送コストを成立させる必要があります。

水素を使える船を造る技術と、水素を継続供給して採算の合う航路をつくる事業は別の課題です。2028年度からの実証運航では、技術の成立だけでなく、海運事業としての運用コストと信頼性が確認対象になります。

使用技術とプロジェクト内での用途

参加企業とプロジェクト内での役割

当サイトで確認した最新動向

最新動向

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技術的・産業的な接点を理解するための参考情報です。正式な提携や採用を示すものではありません。

この記事を書いた人

趣味を兼ねた骨董品の売買を経て、株式やFXなどの投資に関心を持つようになりました。

投資先を考える根拠として日本企業の技術を調べる中で、見つけた情報とその後の進展を記録する必要性を感じ、AIの力を借りて「未来産業地図」を制作。

技術・企業・プロジェクトを結び付け、研究、実証、量産、商用化までの動きを継続して追跡しています。

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