TECHNOLOGY PROFILE
半導体用コンプレッションモールディング技術
Semiconductor Compression Molding Technology
技術概要
半導体チップや配線を保護するため、金型内に供給した樹脂へ半導体部品を押し当て、圧縮成形によって封止する技術です。樹脂の流動を抑えながら、薄型化・大判化・高集積化した半導体パッケージを効率よく成形できます。
技術詳細
半導体の製造では、完成したチップや細い配線を熱・湿気・衝撃などから保護するため、周囲を樹脂で覆う「封止」という工程が必要です。
コンプレッションモールディングは、あらかじめ金型へ液状または顆粒状の樹脂を供給し、樹脂を溶かした後、半導体部品を押し当てて圧縮成形する封止方式です。
従来のトランスファモールディングでは、溶かした樹脂を金型内へ流し込みます。これに対してコンプレッション方式は樹脂の流動が少ないため、微細な配線や薄い半導体チップへの負担を抑えられます。
また、樹脂を流すためのゲートやランナーが不要となるため、樹脂の使用効率を高め、材料廃棄を削減できます。ウェハや大型パネルをまとめて成形することで、半導体パッケージの生産性向上とコスト低減にもつながります。
AI向け半導体、3D NANDメモリ、アプリケーションプロセッサ、パワー半導体、RFモジュールなど、高集積化・薄型化・大判化が進む半導体パッケージを量産するための重要な製造技術です。
