HiJoJo Partners(657A)IPO|目論見書から企業分析

HiJoJo Partners(657A)IPO

HiJoJo Partners株式会社(証券コード657A)が、2026年11月20日に東証グロース市場へ上場する予定です。

今回から「未来産業地図」では、新規上場企業について目論見書を読み、どのような会社なのか、何を成長の柱としているのか、そして私はIPOの抽選に申し込むのかを記録していくことにしました。

これはIPO銘柄をおすすめする記事ではありません。

私自身が限られた投資資金の中で企業を調べ、「今回は申し込む」「今回は見送る」と判断していく実践記録です。

今回は、その第1回としてHiJoJo Partnersを見ていきます。

目次

基本情報

会社名HiJoJo Partners株式会社
証券コード657A
市場東証グロース
上場予定日2026年11月20日
主幹事みずほ証券・SMBC日興証券
売買単位100株
仮条件決定予定2026年11月4日
ブックビルディング2026年11月5日~11月11日
公開価格決定予定2026年11月12日
購入申込期間2026年11月13日~11月18日
楽天証券取扱あり

現段階で目論見書に示されている想定仮条件は520円~555円です。

仮に555円で決まった場合、100株申し込むために必要な資金は5万5,500円です。

今回の私のIPO資金を考えても、比較的参加しやすい金額です。

ただし、価格だけで応募を決めるつもりはありません。

HiJoJo Partnersは何をしている会社なのか

HiJoJo Partnersの特徴は、海外のユニコーン企業など、まだ株式市場に上場していない企業への投資機会を日本の投資家に提供していることです。

一般の個人投資家が米国株を買うことは今では珍しくありません。

しかし、企業がNASDAQやNYSEへ上場する前の段階から投資するのは簡単ではありません。

HiJoJo Partnersは、こうした非上場企業への投資機会をファンドという形で提供しています。

対象となるのは、主として成長が進んだミドル・レイターステージの非上場企業です。

つまり、

「将来NASDAQなどへ上場するかもしれない海外企業へ、上場前から投資する仕組みを提供する会社」

と考えると分かりやすいでしょう。

これは「未来産業地図」としても非常に興味深い事業です。

私がこれからIPO企業を探していこうとしている一方で、HiJoJo Partnersは、そのさらに一歩手前にある「非上場企業への投資市場」を事業にしています。

どうやって利益を得ているのか

HiJoJo Partnersの既存事業の収益源は、大きく分けて3つあります。

・ファンド販売時の申込手数料
・ファンド運用中の運用報酬など
・投資先を売却して利益が出た場合の成功報酬

特に成功報酬は、投資対象を売却して出資額を上回る利益が発生した場合、その超過収益の22%を受け取る仕組みとなっています。

一方で運用報酬は、出資額に対して年1.1~2.8%程度です。

つまり、ファンドを増やし運用資産を積み上げることで継続的な収益を得ながら、投資先企業の価値が上昇すれば成功報酬も期待できるビジネスモデルです。

現在の事業規模

目論見書に掲載された主要KPIを見ると、2026年6月末時点で、

・累計契約総額 619億円
・運用中の契約総額 462億円
・参考価格総額 1,070億円
・未実現成功報酬 154億円

となっています。

また、2026年9月末時点の会員数は1万527名です。

非上場企業への投資という、日本ではまだ一般的とは言いにくい分野ですが、すでに一定規模まで事業が育っていることが分かります。

売上と利益は大きく伸びている

私が今回まず目を引かれたのは業績です。

2024年10月期の売上高は約6億7,200万円でした。

それが2025年10月期には約17億5,800万円まで増加しています。

さらに営業損益を見ると、

2024年10月期:約640万円の営業赤字

だったものが、

2025年10月期:約6億7,500万円の営業黒字

へ転換しています。

当期純利益も約5億1,300万円となっています。

単純に「売上が伸びている会社」というだけではなく、利益面でも大きな変化が起きた会社です。

ただし、この利益成長が毎年同じように続くとは限りません。

成功報酬などの収益は、投資先の売却状況や市場環境によって変動する可能性があります。

この点は今後の決算を見るうえでも注意したいところです。

上場で集めた資金は何に使うのか

今回のIPOで私が特に注目しているのが資金使途です。

新株発行による手取金は、国内販売分だけで最大約26億4,300万円が見込まれています。

この資金は主に、

・米国事業(US事業)
・PEIT事業

の立ち上げと事業展開に使う予定です。

単なる借入金返済などではなく、新しい事業を育てるための資金として使われる点は確認しておきたいところです。

米国へ直接進出するUS事業

HiJoJo Partnersは2026年3月からカリフォルニアで事業を開始しています。

米国側で非上場株式を取得し、それをファンドや海外投資家などへ供給する機能を持つ計画です。

これまで日本国内から海外の非上場企業へ投資する商品を作ってきた会社が、今度は投資対象が存在する米国側へ直接入っていくわけです。

米国事業では、

・非上場株式の取得
・取得した株式の売却益
・ファンド運用報酬
・成功報酬

などを新しい収益源として想定しています。

このUS事業がどこまで拡大できるかは、上場後も追っていきたいポイントです。

もう一つの注目は「PEIT」

もう一つ興味深いのが、HiJoJoグローバルユニコーン投資法人です。

同社は、グローバルな非上場株式を主な投資対象とする投資法人を2026年6月に設立しました。

まず私募で運用を始め、一定期間の運用後には東京証券取引所のベンチャーファンド市場への上場を目指しています。

これが実現すれば、個人投資家が証券取引所を通じて、複数の海外ユニコーン企業へ間接的に投資できる仕組みにつながる可能性があります。

もちろん、現時点で上場が決定しているわけではありません。

しかし私は、この構想自体を非常に興味深く見ています。

気になる点もある

面白い会社だからといって、IPOに無条件で申し込むつもりはありません。

まず気になるのは、収益が非上場株式市場の環境から影響を受けることです。

投資先企業の企業価値が上昇し、IPOやM&Aなどで売却できれば成功報酬につながります。

逆に、スタートアップ市場が冷え込めば、投資先の評価額低下や売却機会の減少につながる可能性があります。

海外企業への投資ですから、為替の影響も無視できません。

また、新しく始める米国事業やPEIT事業についても、今の時点では将来の成長を期待している段階です。

計画通りに収益の柱になるかどうかは、上場後に確認していく必要があります。

公募と売出しを見る

今回の公募株数は5,405,400株です。

これに既存株主による売出し3,603,600株、さらにオーバーアロットメント最大1,351,300株が予定されています。

新規発行株式が比較的多く含まれており、IPOによって得た資金を新規事業へ投入する形になっています。

私はIPOを見る際、

「会社の成長資金を集めるための上場なのか」

それとも、

「既存株主が株を売却する意味合いが強いのか」

という点も確認していきたいと思っています。

HiJoJo Partnersについては、公募による資金調達が相応にあることは一つの確認材料になります。

未来産業地図として注目する理由

HiJoJo Partners自身が半導体を作ったり、AIを開発したりしている会社ではありません。

それでも今回、未来産業地図のIPO第1号として取り上げたのには理由があります。

AI、宇宙、量子、バイオ、ロボットなど、新しい産業を生み出す企業の多くは、最初は非上場企業です。

HiJoJo Partnersが作ろうとしているのは、その成長段階に日本の投資家が参加するための仕組みです。

つまり、

「未来産業そのもの」

というより、

「未来産業へ資金を届けるための金融インフラ」

として見ることができます。

私はこの点を面白いと感じています。

楽天証券から応募できる

今回のHiJoJo PartnersのIPOは、楽天証券でも取り扱われています。

私は現在、楽天証券を中心にIPOへ参加する方針なので、実際に応募可能な案件です。

ブックビルディング期間は11月5日から11月11日。

公開価格の決定は11月12日の予定です。

現時点での私の判断

現在の判断:保留

企業そのものについては、かなり興味を持っています。

理由は、

・海外ユニコーン企業への投資という独自性
・売上、利益が大きく成長している
・米国事業へ直接進出している
・PEITという新しい投資市場を作ろうとしている
・楽天証券から応募できる
・100株あたりの必要資金も比較的少ない

という点です。

一方で、まだ仮条件が正式決定していません。

IPOでは企業が面白いかどうかだけでなく、

「その会社をいくらで買うのか」

が非常に重要です。

そのため、11月4日に予定されている仮条件を確認したうえで、最終的に「申込」か「見送り」かを決めたいと思います。

この記事にも、その判断を追記します。

今後この記事に追記する予定

・仮条件
・100株あたりの必要資金
・私の最終判断
・ブックビルディング申込の有無
・抽選結果
・公開価格
・上場日の初値
・当選した場合の売却価格
・実際の損益

結果が良かった場合だけを書くのではなく、落選や損失になった場合も含めて記録していく予定です。

まとめ

HiJoJo Partnersは、海外ユニコーン企業を中心とする非上場企業への投資機会を日本の投資家へ提供している会社です。

さらに米国事業や、非上場企業へ投資する投資法人の上場構想など、新しい市場を作ろうとしている点に特徴があります。

業績も直近では大きく伸びています。

一方、非上場企業の企業価値やIPO市場、為替など外部環境の影響を受けやすい事業でもあります。

私は現時点では「保留」とします。

仮条件を確認してから、実際に自分のお金を使って抽選に参加するか判断します。

※本記事は、私自身がIPOへの参加を検討するために公開情報や目論見書を確認した記録です。特定の株式やIPOへの投資を推奨するものではありません。投資には元本割れを含むリスクがあります。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いいたします。

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この記事を書いた人

趣味を兼ねた骨董品の売買を経て、株式やFXなどの投資に関心を持つようになりました。

投資先を考える根拠として日本企業の技術を調べる中で、見つけた情報とその後の進展を記録する必要性を感じ、AIの力を借りて「未来産業地図」を制作。

技術・企業・プロジェクトを結び付け、研究、実証、量産、商用化までの動きを継続して追跡しています。

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