3次元NAND型フラッシュメモリ

3次元NAND型フラッシュメモリ

TECHNOLOGY PROFILE

3次元NAND型フラッシュメモリ

Three-Dimensional NAND Flash Memory

技術概要

3D NANDフラッシュメモリは、記憶セルを垂直方向に積層して記録密度を高める不揮発性半導体メモリです。AIによるデータ量の増加を背景に、大容量化、低消費電力化、安定供給が重要になっています。

技術詳細

NAND型フラッシュメモリは、電源を切ってもデータを保持できる不揮発性メモリです。3D NANDは、従来の平面構造ではなく、記憶セルを垂直方向へ積み重ねることで、限られた面積で大容量化を可能にします。

AIの普及では、GPUなどの演算装置だけでなく、学習用データ、推論データ、ログ、映像、企業データを保存するストレージの能力が不可欠です。特にエージェント型AI、フィジカルAI、オンデバイスAIの普及は、読み書き性能、容量、電力効率、供給安定性を持つフラッシュメモリへの需要を押し上げる可能性があります。

キオクシアのBiCS FLASHは、同社の3次元フラッシュメモリ技術です。技術性能だけでなく、製造歩留まり、世代更新の速度、設備投資の規律、競合各社とのコスト競争が事業成否を左右します。

想定用途

  • AIデータセンター
  • エンタープライズSSD
  • クラウドストレージ
  • AI PC・スマートフォン
  • 車載ストレージ
  • 産業機器・IoT機器
  • 映像・医療・研究データの保存

技術的課題

  • NAND価格の市況変動
  • 巨額な製造設備投資と投資回収
  • 積層数増加に伴う製造難度・歩留まり
  • 電力効率とデータ転送性能
  • 韓国・米国・中国企業との技術・コスト競争
  • AI需要の伸びと実需の時間差
  • 工場増設時の人材、電力、水、部材の確保

この技術を使用するプロジェクト

この記事を書いた人

趣味を兼ねた骨董品の売買を経て、株式やFXなどの投資に関心を持つようになりました。

投資先を考える根拠として日本企業の技術を調べる中で、見つけた情報とその後の進展を記録する必要性を感じ、AIの力を借りて「未来産業地図」を制作。

技術・企業・プロジェクトを結び付け、研究、実証、量産、商用化までの動きを継続して追跡しています。

目次