BASHFIBER(石炭灰リサイクル連続長繊維)

BASHFIBER

TECHNOLOGY PROFILE

BASHFIBER(石炭灰リサイクル連続長繊維)

BASHFIBER Coal Ash Recycled Continuous Fiber

技術概要

BASHFIBERは、石炭火力発電所などで発生する石炭灰やスラグを溶融し、連続した細い繊維へ加工するリサイクル素材です。

高強度、耐熱性、耐薬品性などを備え、ガラス繊維の代替材料として、建築、土木、自動車、住宅設備、風力発電、宇宙などへの利用が検討されています。

技術詳細

BASHFIBERは、石炭灰やスラグを高温で溶かし、紡糸用のブッシングに設けられた微細な孔から連続的に引き出すことで製造される無機系の連続長繊維です。

石炭灰は発電時に発生する副産物ですが、成分や性質が発電所や使用する石炭によって異なります。そのため、安定した繊維を量産するには、石炭灰の成分分析、原料調整、電気溶融炉の温度制御、ブッシングの設計、繊維表面を保護するバインダーの開発が必要です。

BASHFIBERは、高強度、耐熱性、耐薬品性などの特性を持ち、既存のガラス繊維を代替できる可能性があります。

想定用途には、コンクリート補強材、屋根材、繊維強化プラスチック、自動車部品、ブレーキ関連部材、住宅設備、風力発電設備などがあります。

放射線遮蔽機能を付加したBASHFIBER USは、宇宙線への対策が必要な航空宇宙分野、放射線を扱う医療分野、原子力関連施設などへの応用が期待されています。

新日本繊維は、BASHFIBERの製造工程で石炭灰からレアアース元素を分離・回収する基礎研究にも成功しています。

今後は、量産時の品質安定性、製造コスト、エネルギー消費、既存材料との価格差、用途別の安全性・耐久性、顧客企業による採用評価を確認する必要があります。

この技術を使用するプロジェクト

この記事を書いた人

趣味を兼ねた骨董品の売買を経て、株式やFXなどの投資に関心を持つようになりました。

投資先を考える根拠として日本企業の技術を調べる中で、見つけた情報とその後の進展を記録する必要性を感じ、AIの力を借りて「未来産業地図」を制作。

技術・企業・プロジェクトを結び付け、研究、実証、量産、商用化までの動きを継続して追跡しています。

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